2011/04/05

やま○○まさきさん


インタビュアー:ゴトウ○○ト

話者:やま○○まさきさん。
28歳。IT企業の総務部マネージャ。既婚の方です。


最初は、その人にとっての「幸せ」について端的に教えていただくところからお聞きしていきます。

Q.今までで一番ハッピーだった日はいつですか?
子どもの頃、家族揃って希望ヶ丘にピクニックに行った日。

やったことは、広場(芝生の上)で倒立したりフリスビーで遊んだりじゃれあったり。何か特別なことをしたわけではない。

人間だけでなく、犬もいっしょに行った。自分にとっては犬も含めて家族だったから、犬も含めた家族みんなで楽しめたのがよかった。

自分にとっては、家族とかみんなで楽しい時間を共有すること、それがハッピーなことなのかなと思う。ハッピーな状態にはいろんなものがあるけれど、みんなでハッピーなのが一番だと思う。ひとりより、みんな。

そういう意味では、これから先求めるのも家族や近しい人たちといっしょにハッピーになれることだと思う。むりやり押しつけることはしないけど、他の人にもそんなハッピーが実現できる空間や環境を提供していきたい。


Q. 両親のどんなところに感謝していますか?
小学5年生のとき、犬を飼うことをOKしてくれたこと。友達の家で生まれた子犬。

最初、親は反対した。子どもは「散歩に行く」と言うが、結局は散歩に行かなくなる。実際、大学で下宿することになって、その間は親と弟に任せっきりになった。親はいずれそうなることを知っていて、それでもOKしてくれたんだと思う。そのことがうれしかった。

最終的には、犬も家族の一員になった。自分と弟にいる、一番下の弟みたいな感じだった。

また、犬のこと以外でも、親は僕たち(僕と弟)のためにできうるかぎりのことをやってくれていたと思う。当時は手に入る情報が今とは違うし、今思えばできてなかったこともある。完璧ではなかったかもしれないけど、やれるだけはやってくれたと思う。

それを一番思い知ったのは、喧嘩したときの親の表情。10代の頃は親とよく喧嘩をした。たとえば「こんな家に生まれてきたくなかった」と酷いことを言ったときに、親が見せた表情からそれが感じられた。


Q. 両親のどんなところを尊敬していますか?
父親は「ひとつの会社に勤め続けたところ」。母親は「明るいところ」「喧嘩したりしても、後に引きずらないところ」。

両親には、「滋賀県のちょっと田舎の地域で生活し続けたところ」。都会の誘惑もあったと思うが、目移りせずに田舎でがんばり続けたのはすごいと思う。


Q. 良いバランスを保つためのコツは?
自分のカラダに任せること。ムリはしないこと。

意思をゆるめれば自然に遊べる。意思をゆるめているうちに体力が回復してきて、遊んでばっかりじゃダメだと罪悪感を感じる。そのときに勉強や仕事ができる。


Q. 何がきっかけでその「調和・バランス感」を手に入れましたか?
(事前に、インタビュワーは話者のすごいところ(性格)として「調和・バランス感が取れている」ということを挙げていました。)
確かに何か問題があったとき、原因を自分の内に求めるタイプだと思う。「帳尻を合わせる力」はある方だと思う。

自分のココロを感じ取る、俯瞰して見るということは比較的できてるんじゃないかと思う。違和感に気づく。意識して身に付けたわけでなく気付いたら自然にやっていた感じだけど、悲しいことがあったりしたとき自分を見つめることで、その中で徐々に身に付けたんだと思う。

これには、陸上部で長距離をやっていたことも関係していると思う。「100分走る練習」なんかがあって、自分のベストを出そうとする中で自分を見つめることを学んでいった気がする。

(そういった調和・バランス感を身に付けたいという人にアドバイスをするとすれば?)
自分の場合は、自分のカラダに任せるようにしている。ムリをしないこと。


Q. 今後、どう成長していきたいと思いますか?
まず、この1年は、知識を蓄積。資格の勉強をしたり。来年からは経験を積んでいきたい。

7~8年先、36歳くらいのときに、知識と経験を兼ね備えて、「人間の活性化」ができるようになりたい。日々のレベルを上げる、ということを手伝いたい。日々のレベルを上げるとは、「明日も今日のような日になるといいな」とより多くの人が思えるようにすること。

自分の人生を春夏秋冬に分けて考えている。春、夏、秋、冬、ひとつの季節を18年として全部で72歳。今は夏。実りの秋に備えて大きく成長していきたい。


Q. この世でこれだけはやっておきたいこと。何?
前述したように、人生を春夏秋冬に分けて考えている。その考えのもとで、その季節にその季節らしく生ききたい。夏は夏らしく、秋は秋らしく、今できることをしたい。


Q. 座右の銘は?
「あなたに会えてよかった」。

こう言いたいしこう言われたい。


Q. 座右の書は?
「強く生きる言葉」(岡本太郎)。


Q. 尊敬する人物、目標とする人物は?
「岡本太郎」
「中島みゆき」


Q. 一番の健康法は?
ジョギング


Q. いまの10~20代を見ていて気づくことは?また、アドバイスは?
(自分自身も含めて)生きている世界が狭い。接する人の年齢層や地域とのつながり。

もっと、身近にある豊かな世界を知ってほしいなと思う。


インタビューを終えて(インタビュアーの感想)
身近な人の語らない一面
身近な友達が、これだけ多くのストーリーと世界観を持っているということに驚きました。普段の会話の中でそこまで立ち入ることはないけど、人には語らない一面がたくさんあるんだなと思いました。

ほんのわずかな時間「聞く」ことでできること
30分くらいのほんのわずかな時間でも耳を傾ければ深い話が聞けるんだという発見がありました。人の話をたった30分聞くだけで膨大なものが得られるんですね。。

身近な人に与えられるものの大きさ
人が、その家族や身近な人々から受け取っているものの大きさというのを感じました。何気ないちょっとしたことを人はよく覚えていて、それを糧にしたり、大切にしたりします。周りの人に良い影響を与える力があるということをもっと認識して生きていきたいと思いました。

インタビュー実施日:2011年03月19日(土)。

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